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監視されているページ

起こったことが登場しない、脳内環境の日記です。

川で溺れるってことほどダサいこともない

何が適者生存だ

個より種を尊重するスタンスには精神が宿っていない

ただ動物としての勘に身を任せて一つの大きな時流に乗って流されていくだけでいいなら、お前は今すぐ全てのファッションを捨てろ、いつからファッションでセックスするようになったんだ、何も考えずにセックスだけしてればいい

この世に誕生させられてしまって窮屈な器に閉じ込められ窮屈な言語でしか自分の意思を露呈できなくなってしまった、この不幸を不幸だと思えない人間が不幸でもなんでもないようなことを取り立てて騒ぐのを興味のなさを全面に押し出す愛想笑いで糾弾してきた ささやかな抵抗として

無限にも思える足元のぬかるみをコップ一杯すくっては差し出していたのでは到底間に合うわけがない、容器に入ったヨーグルトが本体なら銀紙でできた蓋の内側に図らずも付着した分はいったいなんなのか、本体ではないのか

極めて俗な例えを用いるとそういうことだ

だがしかし問題は蓋の内側についたほうこそが本体で、表面をなでつけられて完全な工業製品として存在する容器内のブツのほうはまやかし、嘘、誠実であることを放棄した妥協の産物、楽なほうに流された結果生まれた唾棄すべきノイズであるということ

それを私が確信しているということ

大半の人は私が確信しているということに気づかないのか・気づいたうえで白痴の妄想だと片づけているのか

どっちにしろ逆転しているのはずっとそちらのほうだ

気づかないままで流されてしまえばいい

個なんてどこにもない

川で溺れて死ぬなんて究極にダサすぎる なら精子の段階で溺死してしまえばよかった 逆走だってしたくない 流れがあるということを認めたくないから 目と耳を塞ぐ、とにかく外部の情報を遮断してなかったことにする、そのままずっと立ち続けていく 流されるんじゃない、私に向かってやってきたものが全部そのまま通過していってしまえばいい 流されているのは私以外の全部、ずっとこうして考えてきてこれからどうなるのかなんて知らない

同級生が川で溺れて死んだ、告別式では誰もかれも浮かされていた、そこでは個に役割が与えられ役割は集合して一つの流れを作っていった 一人の死を集まった全員が悼むということ 故人と個の関係なんて無関係に全ての人が涙を流し、悲しむそぶりをする そんな儀式の中で、自分が告別式で読み上げた文章の出来の悪さに私は泣いていた もう一人、彼の親友という位置づけにあった人間の文章のほうがよほど人を躍らせていた 私は与えられた役割を全うすることはできた だがしかしそれ以上のことは出来なかった ただ一つの流れに加担しただけで、私は役割を背負わされて流されていった そのことが悔しかった だが周りから見たら私が泣いている理由なんてどうでもよかったはずだ 個は剥奪された 今も返ってこない